ニンニク注射
今年もあっという間に12月になりました。
ナハマラソンに参加されたみなさん、筋肉痛が残っていませんか?
また、忘年会など飲み会が多くて疲れている方はいませんか?
今日は代表的な点滴療法であるニンニク注射について説明したいと思います。
ニンニク注射と言っても、ニンニクのエキスが入っているわけではありません。
ニンニク注射とは、ビタミンB1を中心とした静脈注射のことで、注射をするとニンニクの臭いがしてくるため、この名がつけられました。
ビタミンB1が不足していると、糖をエネルギーに変えられず、元気がでないばかりか、分解されなかった糖はやがて脂肪になり、肥満につながってしまいます。
また、ビタミンB1は筋肉にたまる疲労の原因物質である乳酸を除去する役割もありますので、ビタミンB1が不足していると疲れのたまりやすい体質になってしまいます。
ニンニク注射は、疲労回復に必要不可欠なビタミンを身体に与えてくれ元気にしてくれます。
即効性もあり、肉体疲労には非常に効果的です。
ニンニクと聞くと臭いが気になると思います。
ビタミンB1に含まれる成分により、注射するときニンニクの臭いがしますが、においはすぐに消えます。
また、この成分は揮発性成分ではないので、注射後に息や体がニンニク臭くなることはありません。
「どのくらいの間隔でニンニク注射を打つとよいのですか?」とよく質問されます。
答えは、「必要と感じられた時に注射をするのが一番」です。
特に決まりはありません。
個人差はありますが、効果の持続は1~2週間ですので、定期的に注射を打つのであれば1~2週間に1回くらいが平均的です。
運動をしている方や仕事がハードな方、ストレスの多い方は1週間に2~3回の注射をお勧めしています。
また、慢性的に疲れている方はしばらくの間毎日打つことをお勧めします。
ニンニク注射で元気を取り戻しましょう。
2011-12-07 07:37:27 コメント(0)
赤外線によるがん治療法
体に無害な赤外線を使った新しいがんの治療法が米国立保健研究所(NIH)の小林久隆チーフサイエンティストらにより開発されたと権威ある医学雑誌「ネイチャー・メディシン」に発表されました。
マウスの実験では8割が完治し、副作用もなかったそうです。
研究チームは、光を受けると熱を出す特殊な化学物質に着目したそうです。
この化学物質とがん細胞のたんぱく質(抗原)に結びつく抗体を結合させた薬を用いて治療を行いました。
その方法とは、この薬を注射した翌日に、がん細胞の表面に付いたところで体を透過しやすい近赤外線を当て、熱を出してがん細胞を破壊するというものです。
赤外線は無害で、熱を出す化学物質も体の中ですぐに代謝されるため、「安全性は非常に高い」とされています。
(朝日新聞より)
実験では、2週間で死んでしまうがんに侵されたマウスに、この薬を注射して翌日に近赤外線を1日15分照射する治療を2日間実施します。
これを1週間おきに4回繰り返すと、なんと8割でがんが完治したそうです。
まさに夢の治療法です。
この治療法は抗体を用いて、がんのみを熱によって殺すのがポイントです。
がん代替療法で行われる、「温熱療法」の進化版ですね。
赤外線抗体療法が実用化されるまでは、「温熱療法」を試みるのがいいのかもしれません。
2011-12-06 07:38:53 コメント(0)
バイアグラ偽造品に注意
今日は「ED治療薬の偽造品」についてお話したいと思います。
代表的なED(勃起不全)治療薬(PDE5阻害剤)であるバイアグラに偽造品が出回っているので注意が必要です!!
日本では薬事法で「個人が使用する目的で約1ヶ月服用する量」なら個人輸入が認められており、病院に行くのは嫌だという人を対象に個人輸入業者が乱立、インターネットで簡単にバイアグラが手に入るようになっています。
しかし、これが偽造品の温床になっていて、現在までに日本を含む60ヶ国で偽造品が発見され、ネットなどで個人輸入した約60%が偽造品といわれています。
これらの偽造品は品質にバラつきがあり、医薬品含有量が正規のものより過剰あるいは過少であるだけなく、全く含まれていないもの、また他の成分や複数の不純物が含まれるものなど様々なものがあります。
偽造品の大部分は中国とインドで作られますが、最近では北朝鮮や中東諸国でも作られているようです。
これらの国々では医薬品の特許を認めていないため、無制限に作ることができるのです。
中国産の偽造品は欧米やアジア全域に密輸されていて、日本にはアメリカなどを経由して持ち込まれます。
インドは後発医薬品の製造業者が多く、正規の有効成分を含んでいますが、品質にバラつきが著しいのが特徴です。
偽造品には無数の種類があり、正規品と並べて見ても識別が困難なことが多いのですが、光沢感、色調や刻印の違いから分かるものもあります。
価格の違いも重要で、偽造品では1錠500円前後と安い価格が設定されています。
しかし、中にはわざと高い料金が設定されているのもあります。
日本に限らず世界中でED治療薬は医師の処方せんが必要な医薬品です。
必ず医療機関を受診し、医師より処方箋を発行してもらってから購入することをお勧めします。
2011-12-05 07:44:43 コメント(1)
消えゆく包茎ビジネス
「一皮剥けた男へ」
このフレーズどっかで聞いたことありませんか。
そう包茎手術の広告でよく使われる言葉です。
大手広告代理店の包茎手術関連ビジネス広告売上が一昨年に比べ60%減っているそうです。
広告売上減少の原因は・・・
包茎手術の大きな原動力となる「男は勇ましくなければならない」という思想が草食男子の浸透により大きく衰退、若者の包茎手術離れを促進していると考えられます。
また、女性の意見として「包茎=格好悪い」という幻想は男性だけのものだそうです。
若者の包茎手術離れで分かることは、フェミニズムは女性だけでなく男性にも浸透してきていると喜ばれています。
それに対して経営危機に立たされる包茎手術クリニックの中には、風俗とのコラボ企画「包茎手術とソープランドのセット」などを行っているところがあります。
こうなると医療というより、なんでもありの風俗店と同じです。
商魂逞しいというか、そこまでするかと笑ってしまいます。
2011-12-02 07:35:02 コメント(0)
消化できない有給休暇
有給の消化日数(青)と付与日数(青+緑)を国別に比較したグラフをまず見て下さい。
グラフを見ると、日本の平均支給日数は「15日」、平均取得日数は「8日」だったのがわかります。
これでも2009年の調査と比べると1.5日改善したそうです。
細かいデータを見ると有給休暇をすべて取得した日本人は、全体のわずか6%。
調査した国の中ではダントツの最下位。
どのようにすればもっと有給休暇を取得できるのでしょうか?
この質問に対し最も多かった答えが「経営者や上司がもっと有給休暇を取ることを奨励すれば取れる」(50.0%)です。
経営者や上司のみなさん、部下のためにも率先して休みを取って下さい。
そうしないと部下も安心して休みがとれません。
あと、自分がいないと会社がうまく回らないので休めないと思っている人。
それは大間違い。
こんなに総理大臣がコロコロ変わっても日本はそんなに変わりません。
1人ぐらいいなくっても何とかなるもんです。
また有給休暇に関して、どのような制度があればいいかという質問に対して、「余った有給休暇の買い取り制度」(68.0%)と答えた人がダントツ。
これだけ要望があれば、経営者のみなさん考えてみてはいかがでしょうか?
2011-12-01 07:41:20 コメント(1)
バックナンバー |